
今はホームページがあるのは当たり前であって年々Webサイトのクオリティも高いレベルになってきております。
作ればそれなりに反響がきて商品やサービスが売れる時代ではなくなったのは言うまでもありません。
要するに競合が増えてSEOで勝たないと上位表示されないからです。
品質の高いWebサイトが上位に表示されやすいという原理はユーザー目線から見た場合とてもいい事です。
ホームページはユーザー目線を無視していたら全く機能しないと思った方がいいでしょう。
現在、ほとんどの企業はホームページを目的別に数サイト運営するのが常識化しており、1つのホームページだけの企業がむしろ珍しいとも言える時代に突入しております。
複数サイト運営するにしても種類と目的を理解していないと、全く機能しないという事態にもなりえます。
仕事が増えるだけで何も効果が出ないような事にならないように、まずは理解した上でどの様に使い分けるかがポイントとなります。
ホームページは目的別の種類がたくさんあります。ホームページ1つだけで全てを網羅するのは難しくなってきたんですね!
先日、下記のツイートをしました。
#Webサイト #ブログ初心者 #ブログ書け
— 仮釈中軍師@【借金残高1.76億円】ネットで月35万稼ぐ (@AcademyMit) July 7, 2020
Webサイトは目的別で様々な種類があります。
目的やターゲットで種類を使い分けると効果が出ます。
☑コーポレートサイト
☑事業サイト
☑ランディングページ
☑ECサイト
☑オウンドメディア
誰が見てもどの種類か判断出来るサイトでなければ効果薄です
ホームページの目的別はターゲット別

ホームページを公開する目的が集客の為なのかブランディングの為なのかで構成が変わってきます。
まず、ターゲットは絞ってますか?
私の知り合いの会社経営している人で
この業種にはターゲットはない!すべてがターゲットだ!
という事を言っているアナログ人間がいましたが、そういう人はまずはその思考を変えるところから始める必要があります。
Webマーケティングでは常識なのですが、ターゲットを絞らずしてWeb集客は出来ません。
Web集客は実店舗と違い、たまたまその辺の道を歩いていたらたまたま店舗があったからたまたまそこで商品を買った!
なんてことは考えられない事です。
とりあえずここでは目的別とは大枠でターゲット別と考えてください。
厳密に言うとちょっと違うんですが、ここではそう考えて問題ありません。
コーポレートサイト
会社案内サイトのことです。
コーポレートサイトの目的は会社を知ってもらう事です。
✅ コーポレートサイトの構成
コーポレートサイトへ訪れるユーザーは会社名で検索してくるケースが多い為、基本的にはSEO対策などしなくてもいいサイトと言えます。
又、一度作ってしまえば基本放置でいいので運営はとても楽です。
コーポレートサイトのターゲット
主なターゲットは取引先です。
アナログ時代で考えれば初めての取引先の相手が、会社案内くださいとかありますか?
とか言われて会社案内のパンフレットを渡した事があると思います。
若い人はわからないと思いますが、その時代はだいたいの会社には「会社案内」というパンフレットがあったんですよ!
その役割です。
コーポレートサイトの構成
SEO的には特に考える必要はありません。
会社案内が主な目的の為、名刺交換した相手が検索して表示されればいいという考えです。
・会社沿革
・代表者ご挨拶
・経営理念
・事業紹介
・運営サイト紹介
企業イメージを全面的に表現してユーザーや取引先に対してわかりやすくまとめる事が重要となります。
コーポレートサイトは会社案内が主なので、事業サイトやECサイトなど他運営サイトがある場合はそのサイトからリンクさせる事で信用度が上がります。
そういう作りにしなければなりません。
事業サイト・サービスサイト
サービスサイトの目的は商品やサービスを知ってもらう事です。
✅ 事業サイトの構成
事業サイトでは、取り扱っている商品やサービスを分かりやすく興味を持たれる内容にしなければなりません。
事業サイトのターゲット
主なターゲットはその商品やサービスを欲しいと思っている人又は将来的に購入を検討している人です。
具体的にターゲット(ペルソナ設定)は細かく設定するほどより多くの集客の出来る事業サイトとなります。
この業種にはターゲットはない!すべてがターゲットだ!
という思考の人はここで滅びます。
事業サイトの構成
商品やサービスによっては全くの別物位に構成は変わってきますが、情報を詳細に掲載する必要があります。
事業サイトを運営する人によって若干方法が変わってきますが、基本的には扱う商品に関連する有益な情報をを与える役割を果たします。
対象は「そのうち客」「まだまだ客」に対し役に立つ情報を提供していきます。
そしてその流れからメルマガ登録や資料請求させるなどして一定の関係を保ちいづれは商品やサービスの購入につなげる為の施策をします。
ランディングページ
ランディングページとはセールスページの事です。
アナログで言えば営業マンの役割です。
ランディングページの目的は訴求を行い購入やメルマガ登録、お問合せなどのアクションまで展開することです。
✅ ランディングページの構成
一度は見た事あると思いますが縦長の作りで基本的には1ページで完結しているものです。
参考記事
▶ ペライチは素人でも簡単にランディングページが作れるサービス
ランディングページ利用用途
まずは「今すぐ客」「そのうち客」「まだまだ客」をそれぞれ集客して
「今すぐ客」には特定の商品やサービスを今すぐ購入してもらう為の訴求を行います。
「そのうち客」「まだまだ客」には最初から販売する気で行くのではなくメルマガ登録や資料請求させるなどして後につなげます。
売る場合とメルマガ登録や資料請求を促すための構成を意識する必要があります。
むろんその手前での集客もポイントになります。
ランディングページの構成
ランディングページでは基本的には徹底したセールスページする必要があります。
ランディングページでは基本的には直接SEOでの集客は行いません。
よってタイトルやキーワードはSEO意識ではなく見た目重視に出来ます。
ユーザーがクリックしたくなるようなタイトルにするという事です。
後はランディングページらしく離脱を防ぐため1ページの縦長で構成します。
その際、ユーザーには余計な情報を与えないように広告や関連記事など一切貼らず、その商品やサービスを買うか離脱するかの2択を迫る必要があります。
ECサイト・ネットショップ
ECサイトの目的は、商品やサービスをサイトから決済し購入して頂くための物です。
✅ ECサイト・ネットショップの構成
一般的にネットショップと呼ばれているもので、Amazonや楽天のようなECモールに出店するのとは違い自社サイトで運営するタイプです。
参考記事
▶ Web上で簡単にECサイト作成が完結するサービス3選
ECサイト・ネットショップのターゲット
ターゲットは言うまでもなくそのネットショップで扱っている商品に興味がある人です。
よって扱っている商品を販売したい「ペルソナ設定」する事が必要となります。
ネットショップに訪れるであろう「ペルソナ設定」も大事ですが、そのネットショップに辿り着くまでの集客の段階から「ペルソナ設定」をしなければなりません。
ECサイト・ネットショップの構成
直接ネットショップにSEOでの集客やPPC広告や他のツール経由での集客で訪問したユーザーを無駄に逃さない構成にする必要があります。
・そのうち客
・まだまだ客
と言った具合に分かれます。
その為「今すぐ客」にはすぐ売れる状態にしておき「そのうち客」「まだまだ客」にはメルマガ登録や資料請求させるなど繋いでおく必要があります。
それらに対応出来る構成にしておくことが重要となります。
ネットショップでも出来る限りのSEO対策は行う必要はありますが、それだけでは不十分です。
どうしても集客は別途必要になります。
オウンドメディア
オウンドメディアの目的は自社の情報やノウハウなどの有益な情報を発信しユーザーに提供することで認知してもらう事です。
情報を集約しアウトプットするのがこのオウンドメディアの役割です。
やや事業サイトに近い感じです。
✅ オウンドメディアのサイト構成
検索上位表示させる為の施策が必要になります。
オウンドメディアの活用
オウンドメディアという言葉を使うといかにも難しそうに感じるかも知れませんが、分かりやすく一言で言うと集客記事と考えて下さい。
例えばネットショップでダイエット食品を販売しているとします。
そしてそのネットショップに集客する為に集客記事を書きます。
対象はダイエットしたい人です。
・ダイエット 運動
・肥満 原因
などなどですが、簡単に言えば太っている人がターゲットです。
肥満の原因を調べている人にダイエット食品のセールスをするのではなく、文字通り肥満の原因に関する記事が有益と言えるでしょう。
そういう人も将来的にはダイエット食品を購入する可能性のある見込み客です。
セールスと集客を分けた運用方法でオウンドメディアは集客担当という事になります。
オウンドメディアのサイト構成
オウンドメディアは都度、書いた記事が蓄積されていきますので資産価値があります。
過去に書いた記事が半永久的に働いてくれる為です。
現在はオウンドメディアサイトはビジネスブログで運営している所がほとんどではないでしょうか?
そうですワードプレスです。
オウンドメディアとして機能させるためにはやはり検索エンジンでの上位表示が必須となります。
記事1つ1つがそれぞれのURLをもっていますので、300記事書いたら300個の入り口を作るようなものです。
その為には記事数と記事の質の両方が必要になります。
まとめ
ホームページを見るとその会社の力量が透けて見えてくるものです。
そのホームページが、コーポレートサイトなのか事業サイトなのかオウンドメディアサイトなのか他人が見て判断出来ないような構成は避けるべきでしょう。
一番注意すべきことは中途半端に作らないという事です。
中途半端に作るよりはコーポレートサイトを作らずに事業サイトを作ってそこに会社概要のページを作るという考えの方が合理的でしょう。